熊本地震で大きな被害を受けた熊本県益城町で25日、飲食や理髪など15店が入る仮設商店街「益城復興市場・屋台村」がオープンした。店舗が全壊するなどして一度は再開を断念した店もあり、店主らは「ここから元気を広げたい」と新たな一歩を踏み出した。
屋台村は町中心部の駐車場に設けた長さ30メートル、幅10メートルの巨大なテント内につくられた。午前10時にオープンすると地元の人たちが訪れ、店主らと再会を喜び合ったり、親しんできた味に舌鼓を打ったり。78席の飲食スペースでは再会した住民同士が談笑していた。
町商工会と地元有志らでつくる街づくり団体「まちづくり益城」が設置。地震後、営業を停止した店から廃業を考えているとの相談が商工会に相次ぎ、「国の支援を待たずに動かねば」と計画した。
朝日新聞社
コメントをお書きください